子供の頭にシラミと聞いたらびっくりしませんか?
びっくりやらちょっと恥ずかしいやら、どこから来たのか色々頭を駆け巡ると思います。
シラミなんて聞くと日本が貧しかった時代を想像してしまいますが、
小学校や幼稚園、保育園などの集団生活の中では度々頭ジラミが流行します。
親はびっくりですが、先生達は案外普通です。
「ああ、またか」
という感じ。
目次
アタマジラミはなぜうつるのか
アタマジラミは不潔にしているから感染するわけではありません。
毎日きちんとシャンプーをしていてもうつるときはうつります。
髪から髪へシラミの成虫が移動するので、
距離感の近い子供の集団生活では移りやすのです。
同じ布団に寝ている兄弟も移りやすいです。
頭皮の血を吸って成長しているので基本的には地上へ落ちると
長くは生きられませんが少しくらいなら生きていられますので
一緒のお布団で寝ていたりすると他の頭にも
移動できてしまいます。
アタマジラミがうつるとどうなるか
成虫が吸血しながら成長していますのですごく頭をかくようになります。
初期の頃はそこまで痒がらず、親も気がつかないこともあるそうです。
吸血しながら成長した成虫がどんどん髪の毛に卵を産みつけていきます。
卵からかえった小さなシラミがまた吸血しながら成長して卵を産み付けるという
エンドレスな繁殖力です。
毎日のシャンプーやドライヤーくらいでは駆除できず、気がつくのが遅れると
いーっぱい卵を産みつけられています。
そしていーっぱい卵があるということはいーっぱい成虫もいるということですね。
コワイですね。
一般的な対処法
我が家も娘が保育園児のとき頭ジラミを持ち帰ってきました。
しかもしばらく気がつかず気がつけば卵がいっぱい。(ひ〜)
初めてのことでどうしたらよいか分からず慌てて皮膚科へ。
皮膚科ではとくに処方薬などもなく、「スミスリン」というシャンプーを案内されました。
普通に薬局で変えるシャンプーで、シャンプーというか要は殺虫剤です。
このスミスリンシャンプーで成虫をやっつけるわけですが成虫に効き目のあるこの
スミスリンシャンプーは卵に効き目はないのです。
ですから卵がかえるのに合わせて2日おきの使用を3〜4回くりかえすことになります。
こうして卵がからかえって全滅するまで繰り返して駆除するのですが、それなりに長い戦いです。
その間の親の負担
親はシャンプーとは別にスミスリンシャンプーをしてあげるのと、
患部に触れたタオルや寝具を全て消毒しなくてはなりません。
卵も成虫も消毒液などは効かず、60℃以上のお湯に5分以上つけなくてはならないのです。
大きな寝具を60℃以上のお湯に浸すのは容易ではありません。
お風呂で試しましたが、
今時のお風呂は温度設定方式なので熱湯を出すことができないのです。
やかんでお湯を沸かしましたがお風呂にいれてもすぐに冷めてしまい5分浸すことができません。
熱には弱いアタマジラミ
そこで私が取った方法はアイロンです。
アイロンほどの高温ならイチコロですし、手間もお湯に浸して乾かすことを考えたら簡単です。
シーツもベッドパッドもマットレスもくまなくアイロンをかけていきました。
アイロンをかけてから布団用ヘッドで掃除機をかけました。
ちなみにこのとき我が家はWベッドで川の字で寝ていたので範囲が広くて大変でした。
アタマジラミに気がついてからベッドをよく見ると
小さな成虫がたくさんシーツに落ちていて倒れそうでした(笑)
そして子供の衣類も全てアイロン消毒。
ランドリーの乾燥機にかけるという方法も聞きますが、ちょっと気が引けるのと
罹患期間毎日なので毎日ランドリーへ通うのも大変だと思います。
卵も熱には弱い
スミスリンシャンプーだと成虫しか駆除できませんので
気長に向き合わなければならないのですが、親としてはこの
熱消毒の日々から早く解放されたいし、プール期間だったりすると
子供にもはやくプールに入らせてあげたい。
アイロン消毒に気づいた私が次に買いに走ったのがヘアアイロンです。
髪に産みつけられた卵をいち早く駆除するにはやはり熱なのです。
髪全体にヘアアイロンをくまなくかけて卵を死滅へ追いやりました。
頭皮の根元の卵はアイロンを当てるのが難しいのと、成虫は走って逃げることができるのでアイロンは当たりにくいと思われます。
ですのでスミスリンシャンプーは必ず併用しながらがおすすめです。
子供のアタマに殺虫剤は気がひけますが、成虫を死滅させるのはやはりスミスリンが早いです。
スミスリンシャンプー+ヘアアイロンで感染期間がかなり短くできると思います!
この方法は病院では教えてくれませんでしたので、
保育園で流行ったときには張り切って先生に伝えました。
園全体で早く撲滅しなければ自分だけ駆除できてもまたうつってしまうのです。
アタマジラミの卵ってどんな?
アタマジラミの卵は白くて小さい一見するとフケのようなものが
髪の毛にびっちりくっついているので、
かみをとかしたくらいではとれません。
爪を立ててしっかりつまんで引っ張らなければならないほどしっかりくっついています。
手で駆除した場合は床にばらまくと床で孵化して他の誰かにうつってもこまるので
ガムテープにくっつけていくのがおすすめです。
ガムテープにくっつけて中に織り込んで捨ててしまってください。
ヘアアイロンで死滅させた卵は乾燥して幾分は取れやすくなりますので
このときは目の細かいくしを湿らせてとかすのもおすすめです。
湿らせたティッシュを根元に刺しておくのも良いと思います。
いつでもどこでもうつるアタマジラミ
学校なのかショッピングセンターのプレイルームなのかプールなのか
夏でも冬でもどんな環境でもうつってしまうアタマジラミは防ぐのが難しいです。
防げるとした坊主アタマにしておくというくらい。
大人はカラーリングをしていたりするのでうつりにくいと聞きますが
本当のところはわかりません。
赤ちゃんもかみが細いのでアタマジラミはあまり好まないそうです。
確かに同じ布団でしばらく寝ていたのにカラーリングしている私も
1歳くらいだった次女もうつりませんでした。
ですがうつるときはうつりますので、頭をガシガシ掻いていたら、
「ああ、汗かな」
と思わず髪をかき分けて見るのをおすすめします。
フケとは違う吹いても取れない白いものがくっついていたら
アタマジラミの卵です。
絶対に発見は早い方が楽です。
ではまた!
子供あるある足が臭い!